・ケバ取り/整文/素起こし/粗起こしの違いは?

書き起こしの忠実性からすると、下記の順番となります。

素起こし>ケバ取り>整文>粗起こし

 

example:

▼素起こし============

 えーと、それでは時間になりましたので、会議を始めさせていただきたいと思います。まずは概略の説明を、あ、先に所長のご挨拶からでした。失礼しました。えーと、では、北海所長より、ご挨拶をお願いします。挨拶に続きましてですね、本日の会議出席者から、自己紹介を兼ねてお一言ずつ、ご挨拶を頂戴できればと思います。その後、道民様より基調講演をいただき、質疑応答でよろしいでしょうか。はい。では、基調講演に続き、質疑応答を20分ほどの時間をですね、時間を取りましてご意見を頂戴したいと思います。

 

▼ケバ取り============

 それでは時間になりましたので、会議を始めさせていただきたいと思います。まずは北海所長より、ご挨拶をお願いします。挨拶に続きまして、本日の会議出席者から、自己紹介を兼ねてお一言ずつ、ご挨拶を頂戴できればと思います。その後、道民様より基調講演をいただき、質疑応答を20分取りましてご意見を頂戴したいと思います。

 

▼整文==============

 時間になりましたので、会議を始めさせていただきたいと思います。まずは北海所長より、ご挨拶をお願いします。挨拶に続きまして、本日の会議出席者から、自己紹介を兼ねてお一言ずつ、ご挨拶を頂戴できればと思います。その後、道民様より基調講演をいただき、質疑応答を20分ほど取り、ご意見を頂戴したいと思います。

 

▼粗起こし(ライターさん用)======

 北海所長より挨拶。続いて会議出席者から自己紹介を兼ねて一言ずつ挨拶。その後、道民様より基調講演、質疑応答を20分取って意見を聞く。 

※粗起こしの場合は、質問事項や回答などは、箇条書きとなることが多いです。

Q:お生まれは?

A:北海道。

Q:就職されたきっかけは?

A:知人の紹介。話だけでも聞いてみようと思った。実際に面接して話を聞いてみたら、仕事内容について、思っていた以上に興味がわいた。


・タイムスタンプって何?

発話者が話し始めた時間や、聞き取り不可な部分聞き取りにくかった部分に(00:00:00)表示で記載します。これにより、聞き直し後に該当場所を探すのが容易となります。

※実際の文字化原稿では、聞き取り不可な部分や、聞き取りにくかった部分は、すべて赤字での納品となります。

example:

市川海老(00:03:25~):ですから、今回の事件に関しては(不明@00:03:28)だったため、相手の方への謝罪等は(トクニカンガエテ@00:03:32)おりません。

★発話者の開始時間タイムスタンプのみオプションになります。


・動画からの文字化金額が高い理由は?

通常、音声データを文字にする場合、専用ソフトを利用して聞き直しを行ないます。これらのソフトにはリピート機能というものがあり、数秒程度巻き戻して再度聞き直しをすることができます。それに比べ、動画の場合はリピート機能が使えず、何度も手動で巻き戻しをする必要があるため、動画から音源のみのデータに変換してから作業に入ります。

また、スライド等を用いて説明している場合、「ここのところが…」のように「こそあど」言葉が多くなる傾向にあり、ダブルチェックの際に動画を見ながらのチェック(何を指しているか等の用語追加等を含む)となるため、高めの料金設定となっています。


・1時間分のデータを文字化するのに、どのぐらいの時間が必要?

録音状態や内容により異なりますが、文字化するデータ時間数の4倍~6倍程度の時間がかかります(10倍程度かかったものもあります)。録音状態が悪い、専門用語が多い、発言者が早口である、方言混じり、同時に複数の発言者がいる場合など、条件によって作業にかかる時間数は大きく左右されます。


・外国語を話した後に通訳者が発言している場合、料金は安くなる?

通訳者の発言部分しか文字化しない場合、料金は安くなりますか? というご質問を、ときおり頂戴しますが、すべての内容を聞きながらの作業になりますので、基本的に通常の起こし料金と同額になります。

全体を通して「5分間外国語+5分間通訳」など、明確に時間が区切られている場合はほとんどないこと、通訳者の日本語は「て・に・を・は」の言い間違いが多い、重複・言いなおしが多い、通訳の日本語が聞き取りにくいなどの理由によります。


△入力単価(目安)
△入力単価(目安)

・文字入力の価格はどのぐらい?

体裁、入力数、納期などにより大きく価格が変動します。 お見積りさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。